平成21年4月24日(金)
作業所ドリーム167回目のパソコンボランティアを行いました。
(ドリームは、JR鶴舞駅近くにある脳卒中障害者の社会復帰を目指した作業所です。)
新緑の季節が到来して、ドリームはビルの6階にあり爽やかな風が吹き抜けます。
そんな中、今日は5名の脳卒中の生徒さんが参加されました。
セミナー中はあちらこちらで質問の手が挙がり、賑やかな教室となりました。
【今回のドリームのパソコン教室の内容】
作業所ドリームでは、鶴舞公園へお花見に行ったそうです。
そのお花見を題材にしてチラシを作るの5回目。
○ワードを使い、チラシを作る
○テキストボックスの挿入の仕方
○オートシェイプの使い方
○均等割付の仕方
○文字の書式設定の仕方
◆脳卒中は、脳の血管が詰まったりして破裂が原因のようです。
脳の右側の血管が破裂すると左半身麻痺に、左側の血管が破裂すると右半身麻痺になります。
脳の血管とクロスした方が麻痺します。
麻痺した半身は、手や足だけが麻痺していると思われがちですが、それ以外の機能も麻痺しているそうです。
例えば瞼も、麻痺している瞼は意識しないと自然と閉じてくるそうです。
舌も、麻痺している側の舌は、感覚が無くよく歯で噛んでしまうそうです。
声帯も同じで、意識して歌を歌うようにして、声を出すようにしているそうです。
健常者には、分からないことですが、障害を負ってしまった方々は、本当に苦労をされています。
当たり前のことが、できない苦労・苦痛・絶望感。
五体満足なことが当たり前の世の中にあって、この御苦労は相当なものだと思います。
ここのドリームのパソコン教室へ来て、少しでも麻痺した体のリハビリになればと期待します。
そんな状況を直視すると、当方のパソコンボランティア活動にも力が入ります。
セミナー風景です。
↓
http://www.shuyo.net/dream2009/H210313.html
◎受講者・・・
★Nさん 66歳 女性 北区在住
11年前に脳出血で倒れる。
夕方外出先で倒れ、病院へ運ばれる。
右半身麻痺、右手はまったく動かず左手に利き腕変換した。
文字は左手で上手く書かれる。
失語症・言語障害が残る、以前はもっとひどく、リハビリでここまで快復されたそう
です。
歩行は、杖を突きゆっくりと歩く。
パソコンは、一昨年前に息子さんからプレゼントされ、何とか使いこなしたいという目標が
あるそうです。
文字入力は、かな入力。
身体障害者手帳2種2級。
★Tさん 66歳 女性 中村区在住
10年半前に脳内出血で倒れる。
右半身麻痺、現在リハビリセンター(八田)でリハビリ中。
身体障害者手帳3級
パソコンは、自宅に家族のノートパソコンがあるが、
まったく触ったことがなく初心者。
キーボードは、左手のみ使用。
家から出て人と出会い話すことがリハビリと思い参加されたとか・・・
★Fさん 68歳 女性 中川区在住
4年半前に車を運転中倒れ、救急車で運ばれる。
とっさに車を止めたのが良かったそうです・・・
右半身麻痺、杖歩行。
身体障害者手帳3級
パソコンは、1年前に購入、
文書を作りたくタイピングを早くしたい・・・
平成18年7月7日から参加
★Wさん 65歳 女性 中区在住
2年半前の真夏の夜、仕事の疲労から体調を崩していた時に脳梗塞を発症、
緊急入院し以降病院を3か所変わる。
左半身麻痺 利き腕の右手は使えるためマウス操作・キーボード操作支障なし
パソコンは、初めて
リハビリと社会参加を兼ねて参加されました。
身体障害者手帳は、1種2級
平成21年3月6日より参加
★Mさん 65歳 女性 天白区在住
2年半前に脳出血を発症、緊急入院し以降病院を3か所変わる。
発病する1か月前から顔の赤みが気になっていたそうです。
右半身麻痺 利き腕の右手は多少動くが緻密性はない。
利き腕変換のリハビリを受ける。
パソコンは、発病する前に少し使っていた。
マウスは左手で操作する。
身体障害者手帳は、2種2級
平成21年3月13日より参加
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ドリームのパソコン教室会場は、〒460-0012
名古屋市中区千代田5丁目11-33 クマザキビル6A
TEL&FAX:052-262-0358
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次回の講習会は、5月8日(金)午前10時から行います。
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