平成21年2月6日(金)
作業所ドリーム157回目のパソコンボランティアを行いました。
(ドリームは、JR鶴舞駅近くにある脳卒中障害者の社会復帰を目指した作業所です。)
今年も早いもので、もう2月です。
あっという間に1か月が過ぎてしまいました・・・
脳卒中の障害に立ち向かう受講生の皆さんは、今日も元気に通って来ました。
【今回のドリームのパソコン教室の内容】
脳卒中障害者を始め障害があると、なかなか旅行が億劫になります。
下肢障害者の方は、特に車イス用のトイレは有るのか?電車やバスは、バリアフリーか?等々不安が付きません・・・
そんな中、今話題になっている「グーグル社のストリートビュー」を今回は題材にしました。
作業所ドリームは、通信の環境を整えていて、ブロードバンドの無線ラン網が整備されています。
環境も整っているので、早速行ってみました。
ストリートビューとは、グーグル社が提供する無料地図ソフト「Google
Earth」(グーグルアース)および無料地図サービス「Google Maps」(グーグルマップ)に組み込まれている、
360度のパノラマ写真が楽しめる機能のことです。
当初はグーグルマップのみに導入されていましたが、2008年4月に公開されたGoogle Earth 4.3(ベータ)より、グーグルアースでも利用できるようになりました。
現在Google Earth は、バージョン5.0で海底散歩も見ることができます。
●ポータルサイトでのWEBサイトの検索の仕方
●ストリートビューの説明
●実際にストリートビューを体験
◆現在ストリートビューが行えるのは、東京周辺・大阪周辺・札幌・仙台・函館と限られていて、
残念ながら名古屋はまだできません。
以前横浜に住んでいたという受講生は、横浜の街を実際に歩いているかのように興味深く眺めていました。
これから神戸へ旅行に行くという受講生は、下調べに使いました。
障害者にとっては、事前に下見ができて、とても画期的な機能ですが、今世間で問題になっているのは、
人の顔や洗濯物まで、全てが映ってしまっているという「著作権の問題」です。
法整備が、最新の技術に追い付いていないのが現状のようですね・・・
受講生の方々は、杖をついて歩いていますので、バーチャル散歩ができ とても満足そうでした。
◎受講者・・・
★Nさん 66歳 女性 北区在住
11年前に脳出血で倒れる。
夕方外出先で倒れ、病院へ運ばれる。
右半身麻痺、右手はまったく動かず左手に利き腕変換した。
文字は左手で上手く書かれる。
失語症・言語障害が残る、以前はもっとひどく、リハビリでここまで快復されたそう
です。
歩行は、杖を突きゆっくりと歩く。
パソコンは、一昨年前に息子さんからプレゼントされ、何とか使いこなしたいという目標が
あるそうです。
文字入力は、かな入力。
身体障害者手帳2種2級。
★Tさん 66歳 女性 中村区在住
10年半前に脳内出血で倒れる。
右半身麻痺、現在リハビリセンター(八田)でリハビリ中。
身体障害者手帳3級
パソコンは、自宅に家族のノートパソコンがあるが、
まったく触ったことがなく初心者。
キーボードは、左手のみ使用。
家から出て人と出会い話すことがリハビリと思い参加されたとか・・・
★Hさん 65歳 男性 愛知県北名古屋市在住
11年前の初夏、大工だったHさんは、2階建て新築住宅の建築現場の屋根から落下しました。
頭部を激しく打ったせいか、中脳を切除してしまったそうです。
後遺症として、頭部外傷による体幹機能障害と歩行障害・言語障害があります。
身体障害者手帳の等級は、1種3級。
パソコンは、平成19年11月に購入したので何とかものにしたい・・・
と病院の紹介で、作業所ドリームに来所されました。
平成20年1月11日から参加
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ドリームのパソコン教室会場は、〒460-0012
名古屋市中区千代田5丁目11-33 クマザキビル6A
TEL&FAX:052-262-0358
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次回の講習会は、2月13日(金)午前10時から行います。
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