1月18日(金)
作業所ドリーム110回目のパソコンボランティアを行いました。
(ドリームは、名古屋駅近くにある脳卒中障害者の社会復帰を目指した作業所です。)
【今回のドリームのパソコン教室の内容】
(1)先週から参加しているHさんは、元大工、10年前の54歳の時に2階建て新築住宅の建築現場の屋根から落下しました。
当時は、現場の第一線で陣頭指揮をとる棟梁で、またこの工務店の社長で経営者でもありました。
従業員の大工は10名ほど使っていたそうです。
年間20棟ほどの純日本住宅を建築し、遠くは京都まで出張で建築に行っていました。
注文は電話のみ、施主から次から次へ紹介され、注文が舞い込んできたそうです。
そんな仕事の絶頂期に、この事故が発生、事態は一変、工務店は廃業、従業員は解雇、
自分は失業し、後遺症を抱えリハビリ生活となりました。
そんな暗い事故の過去がありますが、根っからの明るさで暗さを微塵とも感じさせません。
落下し頭を強打、脳の一部を切除したため歩行障害・言語障害があります。
今回は、マウス操作の練習を兼ね「ペイントソフト」で色々と文字とか絵を描く練習をしてもらいました。
事故の後遺症から手の指も小刻みに震え、思うようにはマウスがいきませんが、
そこは元職人、根気よく行っていました。
(2)Fさんは、昨年から行っている「回覧板のチラシ作り」を継続でしてもらいました。
今回は。「コピー&ペースト」・「テキストボックスの挿入」を重点的に行いました。
Fさんは、脳卒中の後遺症で右半身不随です。
わずかに右の利き腕は動きますが、震ってしまい目的の位置にきません。
Fさんも根気よく諦めずにこの訓練をされていました。
終了後にドリームの美味しいコーヒーを飲みながら、パソコン談義に花が咲きます、
お喋りをし情報交換をすることにより、会話のリハビリにもなります。
当方は、引きこもり者支援の作業所へもパソコン指導に行ってますが、
そこで聞いて話に引きこもり者の多くは、精神疾患があります。
その疾患には、「孤独」「不安」「孤立」等が悪化させる原因とか・・・
障害者にとって、まず家を一歩出て、人と交流することがいかに大事かと思いました。
◎受講者・・・
★Fさん 66歳 女性 中川区在住
3年半前に車を運転中倒れ、救急車で運ばれる。
とっさに車を止めたのが良かったそうです・・・
右半身麻痺、杖歩行。
身体障害者手帳3級
パソコンは、1年前に購入、
文書を作りたくタイピングを早くしたい・・・
平成18年7月7日から参加
★Hさん 64歳 男性 愛知県北名古屋市在住
10年前の初夏、大工だったHさんは、2階建て新築住宅の建築現場の屋根から落下しました。
頭部を激しく打ったせいか、中脳を切除してしまったそうです。
後遺症として、頭部外傷による体幹機能障害と歩行障害・言語障害があります。
身体障害者手帳の等級は、1種3級。
パソコンは、平成19年11月に購入したので何とかものにしたい・・・
と病院の紹介で、作業所ドリームに来所されました。
平成20年1月11日から参加
次回は、平成20年1月25日(金)午前10時から行います。
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