9月5日(金)
作業所ドリーム137回目のパソコンボランティアを行いました。
(ドリームは、JR鶴舞駅近くにある脳卒中障害者の社会復帰を目指した作業所です。)
【今回のドリームのパソコン教室の内容】
“感動を伝える パソコンで絵手紙を作ろう”を行っています。
先週は、記録的豪雨でお休みの方が多かったです。
今回は、今まで習った絵手紙ソフトの各ツールの使い方を重点に復讐しました。
●墨筆の墨の濃淡を設定
●一度マウスを離しても色が戻らいないように設定
●バザバサした筆を使う
●リハビリを兼ねてマウスの使い方(縦線を描く、横線を描く、渦巻きを描く)
●方眼紙の設定の仕方
●設定した方眼紙の枠の中で、文字を書くリハビリ練習
●ハネ・ハライ・トメの練習
受講生のNさんは、やる気満々!!
机の上には、今朝採ってきたという「草花」が置いてありました・・・
「これを絵手紙の題材にするの・・・」と意気揚揚とされていました・・・
脳卒中を発症すると、ほとんどの方が半身不随になります。
体の右半身に障害が残った方で、利き腕が右だった場合は、利き腕を変換して左手を活用する訓練をします。
全廃の方は、必ず必要になりますが、多少動く方は麻痺した方の機能回復の訓練をします。
力は入らないし、震えて・踊ってしまい文字を書くにも大変のようです!!
パソコンで絵手紙を作る時も、筆で描く時と同じように、マウスを使って描いていきます。
文字をキーボーで入力することは、ほとんどしません。
脳卒中の受講生の方で、利き腕を変換した方は、本当に楽しく行っています。
また、失語症で言葉が上手く作れず、キーボードの操作が難しい方も、
マウスを使い文字や絵を楽しく描いています。
利き腕を変換していない方は、文字は上手く書けないし、線は曲がってしまっているし、
余り楽しくないようです。
健常者のパソコン教室と違って、障害者の教室は、病状が人それぞれ違うように、
一斉進行ということは難しいようです・・・
◎受講者・・・
★Tさん 65歳 女性 中村区在住
9年半前に脳内出血で倒れる。
右半身麻痺、現在リハビリセンター(八田)でリハビリ中。
身体障害者手帳3級
パソコンは、自宅に家族のノートパソコンがあるが、
まったく触ったことがなく初心者。
キーボードは、左手のみ使用。
家から出て人と出会い話すことがリハビリと思い参加されたとか・・・
★Fさん 67歳 女性 中川区在住
3年半前に車を運転中倒れ、救急車で運ばれる。
とっさに車を止めたのが良かったそうです・・・
右半身麻痺、杖歩行。
身体障害者手帳3級
パソコンは、1年前に購入、
文書を作りたくタイピングを早くしたい・・・
平成18年7月7日から参加
★Nさん 65歳 女性 北区在住
10年前に脳出血で倒れる。
夕方外出先で倒れ、病院へ運ばれる。
右半身麻痺、右手はまったく動かず左手に利き腕変換した。
文字は左手で上手く書かれる。
失語症・言語障害が残る、以前はもっとひどく、リハビリでここまで快復されたそう
です。
歩行は、杖を突きゆっくりと歩く。
パソコンは、昨年息子さんからプレゼントされ、何とか使いこなしたいという目標が
あるそうです。
文字入力は、かな入力。
身体障害者手帳2種2級。
★Hさん 64歳 男性 愛知県北名古屋市在住
10年前の初夏、大工だったHさんは、2階建て新築住宅の建築現場の屋根から落下しました。
頭部を激しく打ったせいか、中脳を切除してしまったそうです。
後遺症として、頭部外傷による体幹機能障害と歩行障害・言語障害があります。
身体障害者手帳の等級は、1種3級。
パソコンは、平成19年11月に購入したので何とかものにしたい・・・
と病院の紹介で、作業所ドリームに来所されました。
平成20年1月11日から参加
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ドリームのパソコン教室会場は、〒460-0012
名古屋市中区千代田5丁目11-33 クマザキビル6A
TEL&FAX:052-262-0358
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次回の講習会は、9月12日(金)午前10時から行います。
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