3月7日(金)
作業所ドリーム116回目のパソコンボランティアを行いました。
(ドリームは、名古屋駅近くにある脳卒中障害者の社会復帰を目指した作業所です。)
【今回のドリームのパソコン教室の内容】
新しい方も入られましたので、もう一度“文字入力”の基本を覚えました。
★アルファベット・英数字・英記号の入力方法
★日本語入力→ローマ字入力・かな入力の入力モード
変換の仕方・改行・空白明け等・・・
練習で日本語の文書を入力してもらいました。
(1)元大工のHさんは、建設現場の屋根から落下してしまい、頭を強打した後遺症が響き、
歩行障害と言語障害に加え、手の動きにも機能障害があるようです。
そのためマウスを持つ手も震えます。
日本語入力は、「かな入力」キーボードと睨めっこして、自分の名前の入力を繰り返して行いました。
(2)Tさんは、脳内出血の後遺症で右半身不随です。
今迄、機能不全の右手は使わず、左手だけでキーボードで入力をしていましたが、
先回から、右手も訓練ということで使い出しました。
右手の人差し指だけですが、震えて膠着した指を使ってゆっくりとキーボードを叩いていました。
(3)Fさんは、脳卒中の後遺症から頭にダメージを受けた為、右半身麻痺です。
入力は、主に左手で行いますが、麻痺した右手も使うようにして訓練しています。
頭のダメージは、文書を作成する機能にも影響を及ぼしていますので、
なかなかローマ字が出てこないようです。
特に「ぎゃ・ぎゅ・ぎょ・・・きゃ・きゅ・きょ・・・」等の変換が難しいそうです。
※ドリームの入居しているビルが今月末で解体されます。
それに伴い「名古屋市男女平等参画推進センター(つながれっとNAGOYA)」
名古屋市中区千代田5-18-24へ引っ越します。
パソコン教室は、3月17日(金)が当ビル最終講習になります。
つながれっとNAGOYAでの新規講習会は、4月11日(金)から行います。
◎受講者・・・
★Hさん 64歳 男性 愛知県北名古屋市在住
10年前の初夏、大工だったHさんは、2階建て新築住宅の建築現場の屋根から落下しました。
頭部を激しく打ったせいか、中脳を切除してしまったそうです。
後遺症として、頭部外傷による体幹機能障害と歩行障害・言語障害があります。
身体障害者手帳の等級は、1種3級。
パソコンは、平成19年11月に購入したので何とかものにしたい・・・
と病院の紹介で、作業所ドリームに来所されました。
平成20年1月11日から参加
★Tさん 64歳 女性 中村区在住
9年半前に脳内出血で倒れる。
右半身麻痺、現在リハビリセンター(八田)でリハビリ中。
身体障害者手帳3級
パソコンは、自宅に家族のノートパソコンがあるが、
まったく触ったことがなく初心者。
キーボードは、左手のみ使用。
家から出て人と出会い話すことがリハビリと思い参加されたとか・・・
★Fさん 66歳 女性 中川区在住
3年半前に車を運転中倒れ、救急車で運ばれる。
とっさに車を止めたのが良かったそうです・・・
右半身麻痺、杖歩行。
身体障害者手帳3級
パソコンは、1年前に購入、
文書を作りたくタイピングを早くしたい・・・
平成18年7月7日から参加
★ドリームの住所は下記です。
〒450-0003
名古屋市中村区名駅南1-20-11 NPOプラザなごや1F
脳卒中障害者の生きがい・やりがいつくりの場 NPO法人ドリーム
TEL:052-586-1159 FAX:052-586-1174
http://plaza.rakuten.co.jp/npo1999dream/
次回は、平成20年3月14日(金)午前10時から行います。
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