5月2日(金)
作業所ドリーム121回目のパソコンボランティアを行いました。
(ドリームは、JR鶴舞駅近くにある脳卒中障害者の社会復帰を目指した作業所です。)
今回からしばらくお休みだったHさんが復帰されて、また賑やかになりました。
【今回のドリームのパソコン教室の内容】
先回から新規テーマを行っています。
“はがきサイズの卓上カレンダーを作りましょう”
先回は、Yahooのポータルサイトを開き、AND(絞り込み)検索の操作法を覚えて頂きました。
今回は、ワードを起動してページ設定の用紙(はがき)と余白と印刷の向きを設定しました。
設定した用紙に先回の画像を挿入する方法も学習しました。
簡単に画像が挿入できるものですから、皆さんびっくり!!
皆さん、お花が好きなようでインターネットの画像ではなく、デジタルカメラで撮影してくるから、
自分のオリジナルな写真を入れたいと次々に興味は沸いてきます!!
(1)元大工のHさんは、建設現場の家屋の屋根から落下してしまい、頭を強打した後遺症が響き、
手の動きにも機能障害があるようです。
右手でマウスを操作しますが、人差し指が上手く動かないようで小刻みに震えます。
右手のマウスに反対の左手の人差し指を持ってきてクリックをされます。
健常者にとっては当り前の操作が、障がい者には難しいことがあります。
障がいは、人其々ですのでその対処法も、個別対応となります。
指導する側も、日々勉強です・・・
ますます意欲が湧いてきます・・・
(2)Tさんは、脳内出血の後遺症で右半身不随です。
利き腕の右手が麻痺しているため、右手は使えません。
左手のみでキーボードの文字入力や、マウスを操作します。
だいぶパソコンに慣れてこられ、今では初心者の分からない方に積極的にアドバイスをされています。
その姿に頼もしさを感じました。
(3)Fさんは、脳卒中の後遺症から頭にダメージを受けた為、右半身麻痺です。
利き腕の右手が多少動くので、リハビリを兼ねて積極的に右手を動かす訓練をしました。
しかし、マウスを持つ右手は細かく震え、なかなか目的のキーボードのキーが押せません。
デジタルカメラで撮影をするのがお好きなようで、「次回までに写真を撮ってくるから・・・」
と意気揚揚とされていました。
◎受講者・・・
★Tさん 64歳 女性 中村区在住
9年半前に脳内出血で倒れる。
右半身麻痺、現在リハビリセンター(八田)でリハビリ中。
身体障害者手帳3級
パソコンは、自宅に家族のノートパソコンがあるが、
まったく触ったことがなく初心者。
キーボードは、左手のみ使用。
家から出て人と出会い話すことがリハビリと思い参加されたとか・・・
★Fさん 66歳 女性 中川区在住
3年半前に車を運転中倒れ、救急車で運ばれる。
とっさに車を止めたのが良かったそうです・・・
右半身麻痺、杖歩行。
身体障害者手帳3級
パソコンは、1年前に購入、
文書を作りたくタイピングを早くしたい・・・
平成18年7月7日から参加
★Hさん 64歳 男性 愛知県北名古屋市在住
10年前の初夏、大工だったHさんは、2階建て新築住宅の建築現場の屋根から落下しました。
頭部を激しく打ったせいか、中脳を切除してしまったそうです。
後遺症として、頭部外傷による体幹機能障害と歩行障害・言語障害があります。
身体障害者手帳の等級は、1種3級。
パソコンは、平成19年11月に購入したので何とかものにしたい・・・
と病院の紹介で、作業所ドリームに来所されました。
平成20年1月11日から参加
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ドリームのパソコン教室会場は、〒460-0012
名古屋市中区千代田5丁目11-33 クマザキビル6A
TEL&FAX:052-262-0358
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次回の講習会は、5月9日(金)午前10時から行います。
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