11月14日(金)
作業所ドリーム147回目のパソコンボランティアを行いました。
(ドリームは、JR鶴舞駅近くにある脳卒中障害者の社会復帰を目指した作業所です。)
受講生のHさんは、名古屋市郊外の自宅近くの畑で野菜を作っています。
事故の後遺症で手足がふらつきますが、一生懸命に作っています。
今朝の取れたての野菜をいっぱい持ってきてくれました・・“美味しそう”
【今回のドリームのパソコン教室の内容】
今年も早いもので“後2か月”いよいよ年賀状作りのシーズンがやって来ました~
“今年こそ!!パソコンで年賀状を作ろう”を行っています。
●筆まめソフトを使って年賀状を作ろう
●年賀状の宛名面(はがきの表面)作成に取り掛かる
●「宛名」の入力の仕方
●会社関係の宛名の入力
◆脳卒中の後遺症は、体の縦方向の半分を麻痺(使えなく)させてしまいます。
健常者なら両手でできることが、障害を負ってしまうと、片手で行わなくてはならなくなります。
そこで問題になるのは、キーボード入力時の複数のキーを同時に押す場合です。
「Shift」を押しながら「A」だとアルファベットの大文字の「A」が入力できます。
かな入力だと「Shift」を押しながら「よ」だと、ひらがなの小さい「ょ」が入力できます。
このように複数のキーを同時に押すということが、とても多いのです。
このような症状の方へのパソコンのキー操作としては、≪固定キー≫というのがあります。
※「Shift」 「Alt」 「Ctrl」 「Windowsキー」を同時に押さなくても済むための機能です。
※「Shift」キーを5回続けて押して下さい。
「固定キー機能」ウィンドウが表示されます。
「固定キー機能を有効にしますか?」と質問されます。
「はい」を選択すると、固定キーが有効になります。
「Shift」 「Alt」 「Ctrl」 「Windowsキー」の使いたいキーを押します、押したキーが固定(押した状態)されます。
これらの設定は、健常者には全く関係ありませんが、この例の方のように片手のみので行う方には、
有効な操作法になり、この操作を行うことにより、健常者と同じ状態なれるのです。
◎受講者・・・
★Tさん 65歳 女性 中村区在住
9年半前に脳内出血で倒れる。
右半身麻痺、現在リハビリセンター(八田)でリハビリ中。
身体障害者手帳3級
パソコンは、自宅に家族のノートパソコンがあるが、
まったく触ったことがなく初心者。
キーボードは、左手のみ使用。
家から出て人と出会い話すことがリハビリと思い参加されたとか・・・
★Hさん 64歳 男性 愛知県北名古屋市在住
10年前の初夏、大工だったHさんは、2階建て新築住宅の建築現場の屋根から落下しました。
頭部を激しく打ったせいか、中脳を切除してしまったそうです。
後遺症として、頭部外傷による体幹機能障害と歩行障害・言語障害があります。
身体障害者手帳の等級は、1種3級。
パソコンは、平成19年11月に購入したので何とかものにしたい・・・
と病院の紹介で、作業所ドリームに来所されました。
平成20年1月11日から参加
★Nさん 65歳 女性 北区在住
10年前に脳出血で倒れる。
夕方外出先で倒れ、病院へ運ばれる。
右半身麻痺、右手はまったく動かず左手に利き腕変換した。
文字は左手で上手く書かれる。
失語症・言語障害が残る、以前はもっとひどく、リハビリでここまで快復されたそう
です。
歩行は、杖を突きゆっくりと歩く。
パソコンは、昨年息子さんからプレゼントされ、何とか使いこなしたいという目標が
あるそうです。
文字入力は、かな入力。
身体障害者手帳2種2級。
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ドリームのパソコン教室会場は、〒460-0012
名古屋市中区千代田5丁目11-33 クマザキビル6A
TEL&FAX:052-262-0358
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次回の講習会は、11月21日(金)午前10時から行います。
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