3月9日(金)
作業所ドリーム72回目のパソコンボランティアを行いました。
(ドリームは、名古屋駅近くにある脳卒中障害者の社会復帰を目指した作業所です。)
受講生の方々は、このドリームでのパソコンを通したリハビリ訓練を、既に1年以上受けられており、速度は確かに遅いですが、確実に向上しています。
本日も行くや否や、“質問が飛び交い”とても活気が出てきました。
それぞれ皆さんやりたい目標を見付けられたようで、質問に対する返答で講座時間が終了してしまいます。
事前に予定したカリキュラムができず、嬉しい悲鳴を上げます。
Hさんは、重度の後遺症が残り、なかなか操作の順序が飲み込めず、同じ個所で毎回同じように、固まってしまいます。
右半身麻痺なので利き腕を変換されて、左腕でとても上手く文字を書きます。
ノートを見るとびっしりと、書き込んであります。
それを見ても理解できないようです。
失語症もあり、言いたいことが言えず、本人もイライラ・・・
利き腕変換で達筆に書かれるので、ついつい文字に頼ってしまい、余り話そうとしなくなっている兆しがあります。
「ゆっくりでいいですから、間違っててもいいから、口で話して・・・」
と言うことにしています。
そんな状態が続きますが、Hさんは諦めずに毎回出席で、頑張っています!
何とかパソコンをものにしてやろという意気込みが感じられます・・・
Hさんにお伺いすると「パソコンは、リハビリに最適、ぜひやって下さい・・・」と主治医からアドバイスを受けたそうです。
Hさんの「パソコンを習得してやろう」は、“この病気を克服してやろう!!”という強い意志の表れだと痛感しました。
◎受講者・・・
★Fさん 60歳代 女性 中川区在住
2年半前に車を運転中倒れ、救急車で運ばれる。
とっさに車を止めたのが良かったそうです・・・
右半身麻痺、杖歩行。
身体障害者手帳3級
パソコンは、6ヶ月前に購入、
文書を作りたくタイピングを早くしたい・・・
平成18年7月7日から参加
★Tさん 62歳 女性 中村区在住
8年半前に脳内出血で倒れる。
右半身麻痺、現在リハビリセンター(八田)でリハビリ中。
身体障害者手帳3級
パソコンは、自宅に家族のノートパソコンがあるが、
まったく触ったことがなく初心者。
キーボードは、左手のみ使用。
家から出て人と出会い話すことがリハビリと思い参加されたとか・・・
★Hさん 63歳 男性 中区在住
16年前に脳梗塞で倒れる。
右半身麻痺、利き腕左側に変換(文字は左手で上手に書ける)
失語症(言葉が上手く出てこない)
身体障害手帳2級
キーボードは、左手のみ使用。
家族でパソコンは保有するが、ほとんどやらない。
目標は、インターネットを見てみたい・・・
次回は、平成19年3月16日(金)午前10時から行います。
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