12月21日(金)
作業所ドリーム107回目のパソコンボランティアを行いました。
(ドリームは、名古屋駅近くにある脳卒中障害者の社会復帰を目指した作業所です。)
【今回のドリームのパソコン教室の内容】
☆Fさんは、年賀はがきを持ち込み、宛名面&文面の印刷作業の最後の追い込みをされました。
最後の1枚を印刷し“やった”と笑顔で安堵の表情を見せました。
Tさんは、既に自宅で年賀状印刷は完成したそうで、今年の年賀状作成は、無事に終了しました。
☆次のテーマは、“回覧板のチラシ”を作ろう!!
ワードで作ることにしました。皆さん半身不随のため、動く方の片腕ででゆっくりと入力作業に入りました。
☆本日は、見学の方がお一人みえました。
車いすを押してもらい、付添いの人と一緒に来所されました。
62歳の女性の方で、2年ほど前に脳内出血で倒れ左半身不随だそうです。
以前は、翻訳の仕事をされていたそうで、パソコン操作はお手の物、入力も早くこなされました。
しかし、脳内出血の後遺症で高次機能障害あるそうです。
高次機能障害は、交通事故で頭を強く打った人がよくなる障害で、記憶がところどころ無くなってしまいます。
この方も、退院した当初は、キーボードの位置も思い出せなかったそうです。
今でも入力をしたと思っていた個所が、実は入力していなかったりと、記憶が曖昧で翻訳のプロだっただけに、落胆しきり・・・
高次機能障害は、早期に機能訓練をしないと回復しないので、本人さんは焦っているようでした。
少しでも回復したいという思いから、今回見学にお越しになったそうです。
パソコンは、障害者・高齢者にとって正しく“福祉機器”です。
◎受講者・・・
★Tさん 64歳 女性 中村区在住
9年半前に脳内出血で倒れる。
右半身麻痺、現在リハビリセンター(八田)でリハビリ中。
身体障害者手帳3級
パソコンは、自宅に家族のノートパソコンがあるが、
まったく触ったことがなく初心者。
キーボードは、左手のみ使用。
家から出て人と出会い話すことがリハビリと思い参加されたとか・・・
★Fさん 66歳代 女性 中川区在住
3年半前に車を運転中倒れ、救急車で運ばれる。
とっさに車を止めたのが良かったそうです・・・
右半身麻痺、杖歩行。
身体障害者手帳3級
パソコンは、1年前に購入、
文書を作りたくタイピングを早くしたい・・・
平成18年7月7日から参加
次回(年内最後)は、平成19年12月28日(金)午前10時から行います。
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