10月26日(金)
作業所ドリーム101回目のパソコンボランティアを行いました。
(ドリームは、名古屋駅近くにある脳卒中障害者の社会復帰を目指した作業所です。)
今日から次の目標の200回を目指して、初心に戻り“社会的弱者の情報格差解消活動”を開始しました。
「脳卒中」とはどのような病気なのか?ご存知でしょうか?
脳の血管が詰まったり破れたりして起こる脳血管疾患。
後遺症として、麻痺、言語障害、意識障害など様々な症状がある。
厚生労働省によると患者数は全国約140万人。
同省研究班の推計によると、脳卒中患者は、2020年に287万7千人、
介護が必要となる人は25年に177万5千人と最多となるという。
脳の片方の血管に障害が起こると、反対側の手や足が麻痺します。
利き腕側の場合は、反対側の今まで使っていなかった腕を使わなくてはならず、利き腕の変換が必要になります。
受講生の方にも、利き腕変換をした方がいます。
それはそれは奇麗に上手く文字を書かれます。
相当なリハビリと訓練をされたことだろうと推測され、その努力に頭が下がります。
また、後遺症には言語障害もあります。
言葉を見付けることが、できないだけではなく、言葉の組み立ても苦手なようです。
文字を読む方も、意味の無い「ひらがな」が特に分からないそうです。
人それぞれ、それらが色々と組み合わされて、症状が出ます。
その人にあったパソコン指導が必要となります。
当方も3年前にこの活動を始めた当時は、全く症状の理解ができませんでしたが、ようやくここへきて少し分ってきました。
この経験を生かして、その方に合ったより細かな指導に心掛けたいと思います。
【今回のドリームのパソコン教室の内容】
★「Word すぐに役立つ文例集」
この文例集を入力してもらい(入力の練習)と(文例を覚える)訓練をしています。
今回は、日常の暮らし中でよく見かける“分別ごみのお知らせ”のチラシ作りに挑戦!
の続きを行いました。
テキストボックスやオートシェイプ等、紹介しながら描いていきました。
受講生の皆さんは、“意欲満々”次から次に質問の手が挙がり、研究心旺盛です!!
パソコンをただ学ぶだけでなく、ここへ来て美味しいコーヒーを飲みながら、
色々な人とおしゃべりをして、情報交換をして、
、正しくご自身なりのリハビリをされていました・・・
◎受講者・・・
★Tさん 63歳 女性 中村区在住
8年半前に脳内出血で倒れる。
右半身麻痺、現在リハビリセンター(八田)でリハビリ中。
身体障害者手帳3級
パソコンは、自宅に家族のノートパソコンがあるが、
まったく触ったことがなく初心者。
キーボードは、左手のみ使用。
家から出て人と出会い話すことがリハビリと思い参加されたとか・・
★Fさん 65歳代 女性 中川区在住
2年半前に車を運転中倒れ、救急車で運ばれる。
とっさに車を止めたのが良かったそうです・・・
右半身麻痺、杖歩行。
身体障害者手帳3級
パソコンは、1年前に購入、
文書を作りたくタイピングを早くしたい・・・
平成18年7月7日から参加
次回は、平成19年11月5日(月)午前10時から行います。
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