平成4年2月28日   読売新聞・朝刊に掲載されました


”一歩一歩社会復帰を”

 私は、昨年秋に骨腫瘍という病気で入院、右足を手術しました。

手術後は、松葉杖の生活です。いままで歩くという当たり前の事

が、松葉杖に頼るしかなく、情けなく思います。

 会社も休み家にいます。外出がおっくうになって、心も暗く落ち

込む日が多く、鏡に映る自分の顔は以前よりも老け込んだように

思えてなりません。

 しかし、3月からは出勤しようと決心し、いままでの暗い気持ちを

払拭(ふっしょく)して、バス、地下鉄に乗り階段を昇って通勤を始

めようと思います。

一歩一歩の社会復帰が、今の私の挑戦です。


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