平成4年1月28日   毎日新聞・朝刊に掲載されました


”看護婦さんは想像以上の激務”

 看護婦さんを増やせとの運動が各地で盛んに催されています。

私は、3ヶ月程病気で入院し、その実態を見てきました。それは、

入院前に抱いて考えよりはるかに激務だったのです。

 まず労働時間の不規則な点。一日は日勤・準夜勤・深夜勤と

三交代ですが、日勤をして準夜勤の時間休憩し深夜勤に入るこ

とはざらです。労働時間の不規則は必然的に食事時間の不規則

にもつながります。

次に医療の仕事だけをしていればいいわけではありません。

配膳・片付け・ふきそうじ・患者の排泄の後始末・体の不自由な患者

には風呂に入れて体を洗ってあげたり等々。それから、ようやく

本業の医療へ。検温・注射・点滴と休む暇もなく動きまわります。

移動する時もポケットベルを持っているぐらいです。


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