【発達障がい児とパソコン】
当方は、4年程前から土曜日に「児童デイサービスセンター」へパソコンを教えに行っています。
児童デイサービスセンターとは一体どんなところか、皆さんはご存知でしょうか?
児童を預かる場所には間違いがないのですが、普通の子供達ではなく、障がいがある子供達の通所介護の場所です。
当方は、小学生低学年から中学生ぐらいの子供達を対象にパソコンを教えています。
障がいと言っても千差万別、十人十色、それらが複雑に絡み合っています。
当方も専門家ではないので、詳しくは分りませんが、
「自閉スペクトラム症(ASD)」・「注意欠陥・多動症(ADHD)」・「学習障がい(LD)」等と分類があるそうです。
当方の小さい時分は一括りに「知恵遅れ」と呼ばれていたような気がします。現在では問題化して「発達障がい」と言われています。
そんな知識しかなくこの仕事を引き付けたものですから、面食らいました。
ある子供は教室内を飛び跳ね回り、思いっきり壁を蹴って穴を開けました。
ですから教室内の壁はいたる所ボコボコに穴が開いていて段ボールで塞いであります。
先日などは、窓を思いっきり叩いて割っていまいました。またある子供は、機嫌が悪いと大声でわめき泣き散らしました。
訳の分からないことをひたすら繰り返ししゃべっている子もいます。
当方も、パソコンを指導中に“痛っ”と感じたら腕を噛まれていました。見ると歯型がくっきりと残っていました。
また、液晶画面を割られたり、マウスを投げつけられたりと気が気ではありません。
そんな賑やかな教室ですが、お互いに打ち解けてくると当方が教室に入ると皆ニコニコ寄ってきて「ハイタッチ」、帰る時も「ハグ」してくれます。
障がいがあってもなくても、子供は皆 無邪気(汚れがなく、純粋無垢)でここへ来ると心が洗われ癒やされます。
今では毎回子供達と会えるのが楽しみで行くのを心待ちにいる日々です。
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