私の後姿(背中)をじっと見ていてくれた
私は、平成16年から12年間 毎週月曜日と木曜日に、引きこもりの若者の作業所へパソコンを教えに行っています。
先日、そこへ通う20代の男性から嬉しいことを言われました。

彼は、4年程前でしたかお母さんと一緒にこの作業所を訪れました。下を向き元気がなく青白い顔でお母さんの後ろに隠れて いる様子でした。引きこもりになる原因は、人それぞれですが、多くは精神に障がいを抱えていることが多いようです。彼 も精神障がい者でした。
4年の月日を重ね、この春 彼は就職することになりこの作業所を卒業します。
そんな彼から『パソ コンの先生は、毎週2回1日も休まず来てくれて、手を骨折した時にも包帯を巻きながらも通って来てくれた・・・』(3年前 でしたか私は、下肢障がい者で障がいの足をかばい階段から転げ落ち、左手を骨折しました)と、彼は私の後姿(背中)を じっと見ていてくれたのでした。
私は、引きこもりや精神障がいの専門家でもなく、何のアドバイスもできなかったが、姿 勢だけは示せたかと思います。
彼は、もう下を向いていません、真っ直ぐ前を向いて元気よく明るい表情で話してくれまし た。一回り大きくなった彼の姿を見て、「もうこれで、大丈夫・・・」とエールを送ると同時に、
この活動も13年目に入り 「また、頑張るぞ・・・」と自分に言い聞かせました。
 卒業 おめでとう!!

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