平成19年度独立行政法人福祉医療機構 「長寿・子育て・障害者基金」助成事業 “パソコンによるニートと高齢者の交流事業”

◎この助成事業は、現在社会問題化しているニート(若年無業者)の若者と情報弱者になっている高齢者に対してITを活用して交流してもらい、ニートの若者には働く意義と意欲を、高齢者には介護予防と情報格差解消を目的にした事業です。
◎事業内容は、ニートとジョブコーチ(ニートのサポーター)が、ディサービスセンターで高齢者にパソコンのセミナーを開催します。そのセミナーで興味の湧いた高齢者に、ニートとジョブコーチが協力して高齢者に個人(グループ)指導をしていくものです。

・・・ケアハウス福原 パソコンセミナー5回目(グループ指導の3回目)を行いました・・・
ニート(引きこもり)の若者とジョブコーチ(補助者)が協力して、高齢者にパソコン指導をしました。


セミナー会場: 社会福祉法人 なごや福祉施設協会 ケアハウス福原(名古屋市昭和区福原町1丁目40番地
日時:平成19年118日(木)午後1時半~午後3時半
受講者:同施設の入居者4名 (男性1名 女性3名)
年齢:70歳代1名 80歳代3名 

未知への挑戦!
今回は、文字入力に挑戦しました。
“パソコンで年賀状を作ろう・・・”合言葉に受講者の高齢者の方々は、熱心に学ばれていました。
ニートとジョブコーチも協力し合い、どのようにしたら分かり易く説明ができるか!考えながらの熱のこもったセミナーになりました。
高齢者にパソコン指導風景
高齢者にパソコン指導風景 高齢者にパソコン指導風景 高齢者にパソコン指導風景
高齢者にパソコン指導風景

【受講者の感想】
年寄り故、なかなか飲み込みが悪く、ついて行くのに難儀でしたが、知ることができて嬉しかったです。 80歳代女性 ありがとう御座いました。 70歳代女性
有難うございました 80歳代女性 面白いです。 80歳代男性
【ニートの感想】
今回から文字入力。「ローマ字」か「かな入力」かを選択する必要がある。しかし、私の担当した生徒さんは、昔英文タイプをしていたとのこと。すんなりローマ字入力に決まった。さすがにローマ字が分っているようで、そつなく両手でタイピングされていた。若き日に培ったスキルが最新のパソコンで生かされたようだ。 50歳代男性 とても覚えが早い方で、びっくりしました。すらすら打ち込んでいくので、周りの方を待っている時間が度々ありました。顔文字も楽しかったようで(●^o^●)を見て、隣の方と笑いあいながらしゃべっていました。ローマ字入力の方が、多かったのにはびっくりしました。マウスよりキーボードの方が打ち応えがあるようでした。施設の職員の方にも助けて頂きました。  20歳代女性
【ジョブコーチの感想】
ニートの皆さんは、高齢者への心配りが、僕などに真似のできないところです。僕はどうしたらとか、どうしてやりたいというふうに考えますが・・・彼らは、相手がどうしてもらいたいのだろうと考えているのでしょうか。優しい人達です。 60歳代男性 83歳の女性でしたが、ローマ字入力で行いました。ローマ字が26文字であると即答し、昔のことは良く覚えています。とおっしゃっていました。理解力もすぐれた方で、素早く反応でき、字を変換した場合、色々な文字が出て、驚きながらも楽しそうでした。 60歳代女性

・・・次回いよいよ“最終回”は、11月15日(木)午後1時半より同施設で助成事業のセミナーを開催します・・・

・・・第3期は、12月~平成20年2月 社会福祉法人 名古屋市昭和区社会福祉協議会
 (名古屋市昭和区御器所3-18-1)で開催します・・・

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