アクセシビリティ事例集

アクセシビリティ (accessibility)
情報やサービス、ソフトウェアなどが、高齢者や障害者などハンディを持つ人にとって、どの程度利用しやすいかという定義。

シュヨーネットでは会の主旨として、“社会的弱者の情報格差解消を目指す活動”を行うことを謳っております。
今迄に当会が行ってきました支援活動の事例を紹介します・・・
・・当会では日々、アクセシビリティ活動に邁進しております・・・

【事例1】
事例1 【脳卒中障害者支援の作業所】
Hさん

★64歳 男性 中区在住

16年前に脳梗塞で倒れる。

右半身麻痺、利き腕左側に変換(文字は左手で上手に書ける)

失語症(言葉が上手く出てこない、言葉が作れない)

身体障害手帳2級

キーボードは、左手のみ使用。

家族でパソコンは保有するが、ほとんどやらない。

目標は、インターネットを見てみたい・・・

事例1

★失語症の特徴

ひらがなが理解できない

漢字は意味があるから理解できる

ローマ字は理解できない

入力設定は「かな入力」

IME「手書きパッド」を使用

      物事を順序立てて理解できない
         (パソコン操作も理解しずらい)

★固定キー機能を有効にする

●片手だけでキーボードを操作する

両手を使って同時に2つ以上のキーが押せない

Ctrl, Alt, Shift, Windowsロゴキーを2回続けて押すとそのキーをロックする

●2つのキーを同時に押すことで固定キー機能を無効にする


【事例2】
【脳卒中障害者支援の作業所】
Tさん
事例2
事例2

★Tさん 65歳 女性 中村区在住

9年半前に脳内出血で倒れる。

右半身麻痺、利き腕左側に変換

現在リハビリセンター(八田)でリハビリ中。

身体障害者手帳3

パソコンは、自宅に家族のノートパソコンがあるが、

まったく触ったことがなく初心者。

キーボードは、左手のみ使用。

家から出て人と出会い話すことがリハビリと思い参加されたとか・・・

★固定キー機能を有効にする

●片手だけでキーボードを操作する

両手を使って同時に2つ以上のキーが押せない

Ctrl, Alt, Shift, Windowsロゴキーを2回続けて押すとそのキーをロックする

●2つのキーを同時に押すことで固定キー機能を無効にする

事例2

【事例3】
事例3

【脳卒中障害者支援の作業所】
Nさん

★Nさん 65歳 女性 北区在住

10年前に脳出血で倒れる。

夕方外出先で倒れ、病院へ運ばれる。

右半身麻痺、右手はまったく動かず左手に利き腕変換した。

文字は左手で上手く書かれる。

失語症・言語障害が残る、以前はもっとひどく、リハビリでここまで快復されたそうです。

歩行は、杖を突きゆっくりと歩く。

パソコンは、昨年息子さんからプレゼントされ、何とか使いこなしたいという目標があるそうです。

文字入力は、かな入力。

身体障害者手帳22級。
事例3
★軽い言語障害がある
発音が不鮮明
★固定キー機能を有効にする
●片手だけでキーボードを操作する
両手を使って同時に2つ以上のキーが押せない
●Ctrl, Alt, Shift, Windowsロゴキーを2回続けて押すとそのキーをロックする
●2つのキーを同時に押すことで固定キー機能を無効にする

【事例4】
【脳卒中障害者支援の作業所】
Sさん
事例4
事例4

★Sさん 25歳 男性 南区在中

生まれつきの脳血管奇形

15歳の時に脳出血を発病、以降 入退院を繰り返す

左半身麻痺 利き腕は右腕なのでマウス操作は支障なし

情報専門学校在学中に倒れたため、ITに対する意欲は旺盛

脳出血によるダメージから、記憶力の低下がみられる

障害者手帳 1種1級
★固定キー機能を有効にする
●片手だけでキーボードを操作する
両手を使って同時に2つ以上のキーが押せない
●Ctrl, Alt, Shift, Windowsロゴキーを2回続けて押すとそのキーをロックする
●2つのキーを同時に押すことで固定キー機能を無効にする

【事例5】
事例5 【当会のメンバー】
Fさん

★Fさん 63歳 女性 昭和区在中

3年前の秋に脳出血で倒れる

左半身麻痺 杖歩行

利き腕が右なため、文字を書いたりマウス操作は支障なし

障害者手帳 2

妹さんに障害者になったらパソコンは必需品なるから・・・

とアドバイスをもらった

パソコンを覚えてやろう!!と意欲満々!!

現在、奮闘中〜〜〜
★固定キー機能を有効にする
●片手だけでキーボードを操作する
両手を使って同時に2つ以上のキーが押せない
●Ctrl, Alt, Shift, Windowsロゴキーを2回続けて押すとそのキーをロックする
●2つのキーを同時に押すことで固定キー機能を無効にする

【事例6】
【脳卒中障害者支援の作業所】
Fさん
事例6
事例6

★Fさん 67歳 女性 中川区在住

3年半前に車を運転中倒れ、救急車で運ばれる。

とっさに車を止めたのが良かったそうです・・・

右半身麻痺、杖歩行。

右手は多少動く、キーボード入力で右手のリハビリを行う

身体障害者手帳3

パソコンは、1年前に購入、

文書を作りたくタイピングを早くしたい・・・

★キーボード入力に関して、利き腕の右手が多少動くため、障害の右手の機能回復リハビリのため積極的に使ってもらう
★利き腕の右手が多少動くため、マウスを操作して機能回復のリハビリをしてもらう

★軽い失語症があるため

言葉が作れない 拗音が苦手(キャ、 シュ、 ニュ、 ャ、 ュ、 ョ )
「文例集」を読んでもらい、言葉を理解してから入力したもらう頭脳リハビリを行う


【事例7】
事例7 【脳卒中障害者支援の作業所】
Hさん

★Hさん 65歳 男性 愛知県北名古屋市在住

10年前の初夏、大工だったさんは、2階建て新築住宅の建築現場の屋根から落下しました。

頭部を激しく打ったせいか、中脳を切除してしまったそうです。

後遺症として、頭部外傷による体幹機能障害と歩行障害・言語障害があります。

身体障害者手帳の等級は、13級。

両手とも多少動く

パソコンは、平成1911月に購入したので何とかものにしたい・・・

と病院の紹介で、作業所ドリームに来所されました。
事例7
事例7

★マウスキーを有効にする

不随意運動でマウスが使いずらい

両手で支えてマウスを動かす

★頭部外傷による知能障害のため物事が順序立てて理解でいない

マイペースでやってもらう

慌てさせない

      心理面でのサポート
IMEパッド「ソフトキーボード」で画面上で入力する 

【事例8】
【引きこもり支援の作業所】
Aさん
事例8
事例8

★Aさん46歳 男性 愛知県一宮市在住

出生時の障害

小学生時代から「自律神経失調症」

中学生時代「躁うつ病」

高校時代「うつ病」

以降「引き込もる」

両手が震え文字が書けない

マウスが指示通り動かない

言語障害もある
精神障害が顕著

身体障害者手帳2級

●マウスが使いずらいので

●マウスキーを有効にする

●切り替えキーを有効にする

●フィルタキーを有効にする
事例8

【事例9】
事例9

★90歳代の女性

ディサービスセンターの利用者

後期高齢者の老眼のため、パソコン画面が見ずらい

生まれて初めて、パソコンに触った!!
●拡大鏡機能
●ウィンドウの境界色と透明度の調整
●ディスプレイ効果

 配色タイトルバー・文字を大きくする
●サウンドの代わりにテキストまたは画像を使用
●切り替えキーを使用

・・・東海医療科学専門学校での講師活動のページへリンクします・・・

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