平成21年11月7日(土)午後2時~4時
くれよんBOXにて講演会をしました。
▲くれよんBOXの会場にて撮影
★私のプロフィール
★シュヨーネットとは
★パソコンとの出会い
★シュヨーネットを立ち上げる切っ掛け
★想い夢
に付いて講演しました。 |
【講演内容】
1961年名古屋市生まれ。
生まれも育ちも名古屋です。
名古屋以外に住んだことがない生粋の名古屋人。
中学・高校・大学と進み就職も名古屋の企業でした。
そこまでは、まったく順風満帆な人生で将来を嘱望され?意気揚揚と人生を謳歌していました。
しかし、1990年に突如右足に激しい痛みを覚え医療機関に掛かりました。
なかなか病気の原因が分からず、色々な検査をしてようやく判明しました。
骨に腫瘍ができていたのです。それも一か所ではなく右側の骨盤から足首までの広範囲でした。
1991年に1回目の入院と手術(骨盤と大腿骨の上部)
1992年に2回目の入院と手術(すね部分)
1996年に3回目の入院と手術(大腿骨の中部と下部)
1998年に4回目の入院と手術(股関節)
手術は骨の中を掻き出して腫瘍を削除し、空洞になった箇所に人工骨の粒を流し込みました。
今でもレントゲンを見ると右足全体の骨は小豆状になっております。
手術後も痛さとの戦いで、症状が改善されませんでした。
そんなことで2003年に5回目の入院、徹底的に原因を検査しましたが、
結局分かりませんでした。
現在も毎日痛さとの戦いで暮れています。
1回入院すると2か月から3か月入院して、退院後もリハビリ等で約半年は自宅療養でした。
それの繰り返しで、遂に会社からは肩たたきの退職勧奨を受け止む無く退職と同時に失業生活に入りました。
家族を抱え、病気との闘いに加え失業による経済苦に襲われ、失意のどん底 人生の底を味わいました。
「一つの扉が閉じれば別の扉が開く」
そんな失業時代に職業訓練で受けた、パソコンに興味津津。
「足が不自由な自分にもできるのは、これだ!!」
と以降、パソコンにのめり込んで行きました。
病気になり障害者になり、今まで見えなかったことが見えてきた、自称"開眼"した。
「IT」関係は、“デジタルデバイド”(情報格差)の日ごとに拡大する現実を憂い、それを解消しようとする事業である"シュヨーネット"(シュヨーとは病名の腫瘍から命名)を2004年に立ち上げました。
特に社会的弱者と呼ばれる 高齢者・障害者の方の情報格差の解消を目指しております。
また、誰でもが使い易いパソコンの設定方法を推進する“アクセシビリティ”も力を入れております。
全盲の方には、キーボードだけでパソコンの操作ができます。
両方の上肢の麻痺の方には、音声でパソコンに命令を送れます。
片方の上肢の麻痺の方には、片手だけでキーボードを入力する操作法があります。
上肢の指が震える方、弱視で画面が見ずらい方、マウスが使えない方、またはキーボードが押せない方等々全ての方に使えるパソコンの設定方法それがアクセシビリティです。
“デジタルデバイド”の解消と“アクセシビリティ”の普及活動 すべての人に快適にパソコンを楽しんで頂くことが私の想い&夢です。
また、「ソーシャルビジネス」や「コミュニティビジネス」(社会福祉活動をしながら利益を上げる)の実践に力を入れています。
現在、市内3会場でこの活動を推進する自主講座を開講しております。
また、作業所や専門学校での講師をしたり、個人宅での指導もしており、
日々、時間に追われながらも充実した張りのある生活を送っております。
★2003年 愛知県障害者技能競技大会・ホームページ部門 銅賞受賞
★2004年 愛知県障害者技能競技大会・ホームページ部門 金賞受賞
★同年 全国障害者技能競技大会(アビリンピックみやぎ 仙台市開催)へ愛知県代表として出場
助成事業実績:
★平成19年度独立行政法人 福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」
"パソコンによるニートと高齢者の交流事業"を行った
★平成18年度と19年度 デンソーグループより リユースパソコンの寄贈を受けた
●話のタイトル
「魔法の杖と不思議なびっくり箱」
私は、プロフィールで書きましたように、右足に障害があります。
日常の歩く時は、杖を突いています。
この杖は、“魔法の杖”です。
困ったとき、悩んだ時にこの杖に願を懸けると、不思議と運が好転します。
本当に不思議です!!
先日も困ったことがありました。
再来年に迫った“地上デジタル放送”移行に向けて「我が家は、まだアナログ放送だし、困っています・・・」と杖に願を懸けましたら、ふと、名古屋市の障害者のしおりが目に入りました。
その中にNHK放送受信料の減免の箇所があり、思いきって区役所へ行き申請しましたら、
該当するとのことで全額減免になりました。おまけに地上デジタルチュナーも無償配布して頂けるとのことでした。願懸けのご利益がありました。
次に不思議なびっくり箱ですが、これはパソコンや携帯電話です。
あんな小さな箱にいっぱい色々な機能が凝縮されたいます。
このびっくり箱を一たび開けて、操作をすれば障害者も健常者と同じ土俵で仕事をすることができます。本当にびっくりです!!
ITは、障害者や高齢者と呼ばれる社会的弱者の“武器”です。
とてもに頼もしい相棒です!!
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